<歌レッスンの感想> No.286

「声を優しく出すクセ」の指摘を受け、大いに思い当るところがあったので、思いっきりそのまま発声するクセを付けたいと感じた。
ロングトーンで一定の響きを持続させる喉のポジションをある程度理解。

 

イメージが大事、迷っては駄目
低音が苦手だとわかった。
高音と低音の出し方が違うということもわかった。

 

息が流れる、とは何か?、息は自分から前方へ流すのか?。普段しゃべっている時も、息は流れている、声帯を息が通っている。話す時は声帯がくっついたり離れたり、ロングトーンで歌う時は声帯はくっついている。息を吐く時にシャアーと音が出たり、吸う時に音が立つのは、息がうまく流れていない。吸う時の音がしなくなったら、息の流れる方向は前ではなくなる。どこか一定の方向にビービー流れているのではなく、開いている喉から勝手に声になっていく感覚。優しく吸って、歌詞をしっかりしゃべるようにしていくと、息が流れ始める。

 

1.メニューと目的
3度、5度イオ
イ、しゃべるイで。
オ、明るいオ。開くオ。アに近いと感じました。
体重を後ろにかける。
3度イエア
しっかりしゃべるポジションで行う。しゃべるポジションに近いと歌に使いやすい。
2.気づき
両手を水平に上げ上腕を外旋、前腕を回内した姿勢(力士が四股の前に行うような動き)で行った時が後ろに体重を感じ、口の開きが大きく(5mm以上)なっていたようです。また楽に発声していました。
体重が後ろにある時は腰がすわっていて座位としても楽でした。自分でもよく鳴っているのがわかりました。普段とは少し違うところが使われているように感じました。
わざと体重を前に乗せた時は自分の顔に近い空間が鳴っている感じがし、自分には大きく聞こえていました。
体のポジションや意識の置き方で声がかなり変化して面白かったです。
最近レッスン後に体がキツいことはないですが、今日はより楽でした。
3.学び
声帯は首の後ろ側についている。後ろに体重が乗っていると声帯の伸びがいいのではないか。弦と同じ理屈だ、という話しにガテンがいきました。よく張った弦は鳴る。
後ろに体重をかけることでより楽に、いい発声になりました。

 

1.学んだこと
1)リップロールは、後ろをしっかり開けて身体を使って息を吐く、尚かつ、クッと力を入れずにスカッと開く所を探す
2)声が重い、詰まる時は大体、首回りや首の付け根が固くなっている
3)巻き舌の練習は、リップロールと同じ感覚でやる
4)曲のフレーズは、息を流し続けブツブツ切らない
2.気づいたこと
1)リップロールの息の流れるポジションは、かなり高く両目の間くらい
そして息を流す前に身体の中の空間を広く高く保ってからアプローチ
2)巻き舌で音階練習をすると、かなり高音まで楽に出せる
3)響きはかなり集まり易くなってきたので
その前の身体を開ける作業を行った方が効率が良い
3.課題
1)響きも高く保ち、更に息深く入れ身体で声を支えられる良いバランスを作る
2)曲はまず歌うより、リップロールと巻き舌でやり気道を作る
1)曖昧な母音、曖昧な口の開け方で響きも良く言葉もハッキリ聞こえるようになってきた
2)かなり高い確率で高い響きを保てるようになってきた

 

1.ナの発声練習(ドレドレド、ドレミレドレミレド、ドレミファソファミレド)徐々に大きく
息を大きく吸っても、それを全て使い切ることは難しい。
必要量だけ吸って使い切る方が無理なく声を息の力で届かすことができる。
それを自覚的に練習するため、徐々に大きく出すようにすると、最も声が強くなったところが歌を唄うのに丁度良い強さになる。
2.アの発声練習(ドレミファソファミレド)徐々に大きく
3.イーエの発声練習(ドレミレドレミレド)
徐々に大きく出すことで息の流れが作れる。
4.楽曲「慕情」(吉田拓郎
楽譜に忠実に従って唄うよりも、その楽譜によって生まれる言葉の味を出せるように、自然に言葉を語ってみると良い。
首に力を入れないで(頑張らないで)、柔らかさを保つ。
固まったり突っ張ったりしたら、体を揺すったりして動きを作ってみる。
感情を横隔膜に乗せ、吸った息は使い切る。
これで、呼吸も感情に合わせて必要な量だけ吸い込み、使い切ることができる。
声帯は少し鳴らす。
高温で響きが上がっても、低音に変わるときは力を抜いて胸、腹、腰を落ち着ける。
上っ面の感情ではなく、呼吸の伴った感情こそが、聞き手に対しても説得力を持つ。
首に力が入ることが、舌根にも力が入り、声も擦れ、滑舌も悪くなる元凶であることに気づきました。

 

1. ススス スス スーサッ スッス スッスス スーーサッシュ  ヒッ
片足で立って 踏ん張りが増える
Sa サッ が早く「ア」になることが重要
2.Sアエアオアー (ドーーーー) 同じ音で
上方に動かして発声
Saで止まらないように
目を閉じて
3. SaSaSaSaSa (ソミドミド)
SaアSaアSa (ソミドミド)
Sa … (ミドソ ソファミレド)
Fa … 
目を閉じて 上に向って
目を開けて 前に向って
片足で立って
3音目のスタッカートのところ
口を開けたまま
「ア」はすぐ閉じないで
時間が止まったように
サァ~ではなく サッ 素早く
ファァにならない 1/3ぐらいで
余計なことをしている
鏡を見て 口がちゃんと開いていない
発音が多い曲や早い曲では良い音色を
ポンポンポーンと乗せて歌わなければならない

 

1.体操
2.モ、ロで音を伸ばし半音づつ上げて声をだす。
3.ドレミレドをマモマモマで半音づつあげてうたう
4.コンコーネ22番の仕上げ
5.コンコーネ7番の音取り
6.「アラジン」の後半の音取り
[レッスンのポイント]
<発声>
・音を押さずに柔らかく。
<コンコーネ22番>
・高い音の前の音は、次の高い音を考える。はりあげない。
・音の準備をする。想うだけで体ができる。
<コンコーネ7番>
・音が上がっていく時は気持ちをさげる。
<アラジン>
・軽く歌う
・音とり
音の準備をすることを学んだ。

 

1.スタッカート
10割以上で頑張っているので、力まず8割9割の力で発声する。
2.マメマメ、イエアオウ
「エ」が「ア」より浅くなってしまうので、舌根を前に出すようにし、響きを整える。
3.帰れソレントへ
ta、te、ti、to、tuが英語の発音にならないようにする。
ところどころ弱くなってしまう言葉が明瞭になるよう改善すれば、もっとイタリア語らしくなる。
「エ」が浅くなる癖があることが分かりました。
「上達する人はあまり頭を使わない」というお話は興味深く、納得できるものでした。年齢を重ねると考える方が優先になってしまいます。頭で考えすぎず、感覚を大切にすることを忘れないようにしたいです。

 

姿勢をまっすぐに保って発声をすることに絞って自主トレをしました。特に高音部の発声は楽になりました。自分の意識よりはかなり後ろを意識した方が、息もたっぷりと入ってきます。あとはまっすぐに吐くことが出来るようなれば聞いて下さる方に届くはずです。これが出来れば余分な力も抜けると思います。(SG)

1.発声「Ga」同音3つで真ん中のCから半音ずつ下がりFまで、半音ずつ上がり上のD♯まで。「Ma」で真ん中のGから半音ずつ上がりD♯まで。真ん中のCからGaGeGiGoGuを同音で半音ずつ下げDまで。下のFからGeでドレミレド、GaGoGiそれぞれ。半音ずつ上げてGe、Ga、Go、Giそれぞれ。Gからはそれぞれ二秒ずつ、真ん中のEで喉が破綻、裏に回さないと破綻するのが、わかりやすい。
2.息で「Hai」声で「Hai」。トレーナーは分かりやすくするために「Hai」と息の音をさせているが、音を立てるのが目的ではなく、もっと自然な息で「Hai」と出し、ちゃんと間を空けブレスしてから声で「Hai」。Haとiを分けない、Ha~iでもない。体からひとつにHai。胸の所の「下の流れ」。例えばGa~Ge~Gi~とあいまいになってもいいから、音色と流れを中心にやっていくやり方と、発音をはっきりというやり方、両方やっていく。先生によって、前に出せ、後ろに回せがある、それをどっちと決めなくても、両方できるようになっておけば良い。息のHaiのあと、間をちゃんと空けないと、どんどん浅くなってしまう、前に入れると浅くなる。上3下4くらいのバランス、自分で少し意図的に鳴らしながら動かしていく。
3.曲「アデュー」、二行あると、どちらかしか歌になっていない。「優しい人」よりは「愛した人」が良い、みたいな。同じにしないで対比するというのも良いけれど、ブレスや語尾処理にもっと気を配る。「さだめ」は勢いがあった方が良いけれど、丁寧さが大事。「この言葉」からが唐突、「アデュー」に入り込む所の持って行き方を考える。見せどころのある歌だけど、見せ方が難しい。
アカペラで歌う時の無音になる部分、ここに音楽が進行しているんだと、なんとなく感じられてきました。それを、どのように進めて行くかは、まだまだこれからの課題なのですが、無音という音楽の存在を感じられて、嬉しく思います。

 

1.出し易い音で、ドードードーで。
2.出し易い音で、ドーレーミーレードーで。各1秒ずつ。
3.「ゲーゲーゲーゲーゲー」ドーレーミーレードーで。各3秒ずつ。ガ、ゴ、ギ、で。
芯の事、深さの事、身体を使っていく事。
発音の場合ははっきり言えばよいが、発声は、
アは出し易いがどうにでも出てしまうからいい加減になってしまいがち、オは奥まる方向だが、あまり奥に押し付けたりしないように前に出す練習、エは平たく横になるが、平たくならないように縦にする練習。
女性はラあたりから裏声になるが、その辺りまでの地声、声の深みという点では、オは深く取り易い、ウも作り過ぎなければよい。
4.「ガーゲーゴー」ドードードーで。各3秒ずつ。
深めに考えて。大分揃う。
あとはそこからが難しい。調整としてバランスを取っていく方向もあるが、少し意図的に身体と呼吸を使ってみて、深めに取っていく。筋トレみたいなもの。
ゲで浅くならない。ゴも。「ガーゲーゴーガー」で。
上の共鳴の線、これに対応した抵抗、弱い母音は息を使わなければいけない。音程が上がる時と一緒。きちっと支えて。調整をしないで身体に負荷がかかる形。
5.「ガーガーガー」シードーシーで。
上がる時、上の共鳴使わないで。胸に芯がある、そこ意外使わないで。
ポジションがよくてもちょっと広がってしまっている。
上半身倒してみて。芯とかポジションは見え難くなったが、共鳴はしている。そこでもっと頑張って吐き切って。息と身体の練習。
6.「ハイ、ガー」。
ハイがだめ。
7.「ハイ」。言葉で。音を付けて。
そのまま大きく。喉痛くならないはず。
8.「ハイ、ライ」。
それだと身体の支えがちょっと抜けてる。胸声の方掴んでおいて、芯を持ったまま共鳴させている感じ。
イがすごく浅くなる、イを作っちゃだめ。横に広げちゃうんじゃなくて、深く。
同じ音でも質感が全然違う。同じ音でも声楽家は低く聞こえる、太い、それだけ身体を使っている。
誰でも出来る事だが、歌を考えるとポップスでは不要な為皆浅くしてしまうが、とりあえずそこまで作っておいてから後で好きに使えばいい。
一番ベースの身体作り、既に持っているフォーム、歌ったり台詞を言ったりする事、この三つはそう簡単に一緒にならない。まず整理。
9.「ハイ、ガイ、ナイ、ネイ」。
ネイで止めちゃわない事。そうでないと音楽にならない。
10.「ガーゲーギー」。
それだと身体から離れている。
出てる声よりも使われている身体、身体から息が出てきて声になっててそれがたまたまガーゲーギーになってる。一貫性がある。
つながっているか切れてるか、身体使っているかいないか、大変だけど段々違いがはっきり分かってくる、
準備があってフォームがあって、身体から呼吸が出て声になって、それが音になる。結び付きがある。
低音で3秒×5出来るところを、30秒位、クラシック歌手なら5秒×5で2オクターブ位出来ないと身体が足らない。
高いところを使って響かせているトレーナーの見本は身体が見え難いかもしれないが、深いか浅いかは音色ですぐ分かる。
深さ、身体を使っていく事がしばらくの課題。
何をやってもいいので、息とか身体が使われているな、と思うものをメニューにして。歌や台詞はそれはそれで構わない。
難しいのは、繰り返していくとどんどん分からなくなってしまう事。何かの拍子に、無意識な時に、上手く身体を動いている。その状態を覚えるしかない。
落とした物を拾おうとして頭をバーンと打つとものすごく痛い、そういう時一番理想的に身体が働いている。自分でわざとぶつけてみてもそうはいかない。
もともと力がないのではない、練習や意識が邪魔をする。トレーニングはそれを意識的にやっていかなければいけない。

 

ベースとなる音をシンプルに揃える。
本当にそれがまず大事なのだということは、自分でもよく理解できているのですが、やはり母音それぞれによってまたその日の調子などによって、ばらつきが出てしまうようです。
ただ、6年やってもできなかったことが、7年目にはできるかもしれません。
そうした希望は常に持っています。
また、感情を込めて歌うのではなく、平板に体で歌うことで、聴く側のイマジネーションに飛躍の余裕を与える、といった趣旨のお話は心に残りました。
ビートルズのナンバーなど、そういう意味では激しく合点がいきます。
自分の場合は、日本語とフランス語がメインになりますが、日本語はどうしても感情が入ってしまいますので、フランス語のレパートリーを増やしていくなかで、その感覚を身につけられればと思っています。