レッスンからの声 No.386

顎を下ろす練習。

口が歪む、顎をおろせない時、制御しようとする意識が強く、過度に緊張している事で、不自然になって

発生する現象に感じた。

喉を開けると上手くいくとお伝えしたが、喉を閉めるのをやめるという表現の方が良いのかもしれない。

音程がうまく取れるか不安な時も固まったり、歪んだりする傾向がある気がする。

だが、最近はそうして良いか分からずパニックになったら、何も考えず、出した方が良い方向へ行く

(緩む方向に行く)ように感じている。

 

息をたくさん吐く。口の奥を大きくあける。

毎回やっている単純なマ~マ~マ~の音階で

いつもよりうまく声が出ないときはこのどちらかが足りていないと感じる。

高い音で始まってその喉をキープしたまま下がってくる。

喉がしまったり力むのとは違う感じの力の入り方がした。なんとなく難しそうでつい力んでしまいそうになったが、喉キープに集中して声を出したら意外と喉を締めずにできたと思う。

高い音がかなり出るようになった。以前は高くなると声を喉で作って飛ばすような感じだったが、最近は高くても胸のあたりからの息の流れを感じるようになった。

曲は前に歌ったことがあり音が高くてうまく歌えないイメージだったが、今回歌ってみると今の自分には思った程高くなく、のびのび歌えたので嬉しかった。

 

一音でのリップロール

口の両脇に指を添え、口の横への広がりを抑えつつ実施する。

ドレドミド、ドレドミドソドのリップロール

やはり口の両脇に指を添え、徐々に息の力が大きくなるのを実感する。

指に力が入ると口の動きが規制され過ぎ、却って鳴らし難くなる。

全体的に出し初めは息が抜けやすいが、徐々に安定して鳴らせるようになる。

SaSaSaSaの発声(ドソミドの1オクターブ)

Saのaの母音を出すときに、下顎を降ろすように自然に動かす。

歌詞を5音ごとに分け、ブレスで区切りつつソミファレドで発声

前歯を閉じ、鼻を摘んで実施する。

総体的には、実施前よりも後の方が声が出易くなった。

特に口腔から鼻に響かせる意識ができた。

さらに、歌詞の中のア段の音を出すときに、意識して下顎を降ろすように出す。

下顎を降ろすために力を加えるのではなく、いかに力を抜いて自然落下させるかが難しく、ともかく顎を降ろしてみないと解らないという手探り状態だった。

今後も追究していきたい。

 

「私はレッスンでしばしば、口を縦に開けてと注意されるけれど、縦開きじゃないと駄目でしょうか」と質問。トレーナーからは「もっと縦に開けてと言うときは、口の奥が開いてないとき。逆に言えば、口の奥が開いてきたら、口の形はなんでも良い」というお話があった。トレーナーご自身は縦開きで声をつかんだあと、鏡を見ながら自然な口型にしてもその声が出るように練習するという。クラシックの人がこのような苦労をなさるとは、聞かないと分からないものだと思った。

 

鼻の奥の空間を上手く使えば、喉の負担が減る

鼻濁音ぽく歌うのが本当は良いので意識してみよう

入りのリズムがわかりました、ありがとうございます!

声を変えても基礎は同じなので、そこは変えずに歌うようにしないと

 

あくびの口で明るくあーと発声する

横隔膜の辺りをふくらませ、萎ませずに息を吐く

音が高くなると構えてしまい、鎖骨のあたりに力が入るので、力まないようにする

 

疲れると、余分な力が抜けて、良い声になることもあるが、10分のウォームアップで良い声が出せることを目指すべき。

曲はマシになってきた分、音程の悪さが気になった。

音ての悪い部分は言葉がうまく運ばれていない箇所と思った。

喉の下で歌うと音が安定しやすい。出したい音色で歌えるようにすると良い。

 

オーディション応募曲として選んだもの。一回目歌った時、以前は地声が出なかった音域を積極的に裏声に切り替えた。トレーナーからは、その指摘があったので、二回目は思いきって、危ない音域も地声のまま、しかしあまり強くせず早めに切るようにした。結果的には裏声を多用しなくてもいけた。伸ばさず切ることでよくなるものがあるというのは、こういうことか、とふと思った。トレーナーのアドバイスは、呼吸の足りなさそうに聞こえる場所、そこはその前から準備が必要、体も声も、まだまだ足りないけれど、今のバランスは悪くない。けれど、器は大きくしておくにこしたことはない、そこはトレーニング。