レッスンからの声 No.308

1スケール

2.ロングトーン 

3.ハミング

4.五十音交錯表(P27)を低い声/中くらいの声/高い声で読む

頭頂、目と目の間は意識するのがまだ難しい。

呼吸はまだ自主練習メニューが足りない。

基礎訓練の大切さが身に染みている。

以前は音が出ない時は、やっぱりと落ち込みモードだったが、他の方法をやってみよう、もう一度音を出してみようと思えるようになった。

-継続は力、前向きな姿勢

 

大学で講義を受け持って10年近くになるので、以前に比べればそれなりに大きな声が出せるようになっているとばかり思っていましたが、「しゃべり」ではともかく「歌」的な発声では、かなり声が小さいとのご指摘を受けました。自己認識と実際の違いに直面して軽くショックを受けました。

肩・胸・腹、それぞれの部位からの発声が行えるようになるためのトレーニングの方法を教えて頂きました。

家に帰って実際にやってみると、細かいところで「これでよかったっけ?」と思うところが出てきました。次回、改めて御教示いただけたらうれしいです。

 

1.発声のことを難しく考えずに、いい声が出ればいいと思うこと。

2.裏声は声帯が開いていて、地声は閉じているから、地声を出したいときは声帯を閉じること。

3.裏声を強くしていくこと。裏声を出すときの喉の筋肉を意識しつつ、お腹も使う。裏声のほうが使える幅が広い。地声で高い方まで出したいのは、その後にすること。

いつも裏声で使う筋肉に力を入れるようにしています。低いほうで地声のつもりで歌っているところでも裏声を意識して声を出すようになりました。

地声の高い方が出なくなってしまいました。不安です。今高いレが出たり出なかったりなので、今のうちに安全に音域を伸ばしておきたいです。また、低い方の音域も欲しいです。普段は下のソは出ますが、♯ファが確実に出るだけでも歌える曲が増えると思うので、一音でも伸ばしたいです。

 

今回より新しく「目の間に口があると思ってそこから前に声を出す発声法」について学びました。

おでこから斜め上の方に向かって声を出す発声法とどう違うのだろうとはじめは感じていましたが

練習をしていると音色が違うことがよくわかりました。

どのタイミングで使えばよいか決めかねていますが

発声方法が意図したように切り替えられるよう練習をします。

また軟口蓋を上げることを他の発声と組み合わせるとよいというアドバイスを頂戴しました。

先生がご指摘くださったとおり軟口蓋を上げるだけでは声が前に飛びにくいと感じていました。

この度学んだ目の間からの発声法などとうまく組み合わせて練習するようにします。

確実に声の幅は広がっていると感じています。

ありがとうございます。

 

1.ア スケール ノーマル

裏声がほとんど出ない。

クラシックの声が出なくて良いなら(MIXのままで良いなら)

高い音は喉を広げずに声をだす。

喉を変えて出す。

2.息のロングトーン 、スタッカート

3.ア スケール。咽の下、頭頂。

今気に入っているのは、胸と首の後ろ。

4.ロングトーン ア。

ソ、レ、ラ。

音によって出しやすさが全然違うことに気がつきました。

喉のフォーメーションが変えられれば高い音も出せるようになる。

5.曲 レット、イット、ゴー

後半、息切れしている。

お腹を意識してする。

全部の箇所でなく、要所要所でお腹を使う。

前半、フレーズの終わりが揺れている。声が不安定。お腹を少し使うこと。

どこでお腹を使ったらいいのかが

わかるようになってきました。

低い部分が歌いやすくなりました。

 

1.早口の歌はおでこから声を出す

2.暗譜は状況を変えて歌って覚える

3.喉の奥、下側を開く、上の軟口蓋を開く、と別々にできるようになるよう練習

ミュージカルの早い歌は、おでこで歌うとスムーズに歌える

 

 

1.息を吸うときに胸郭を上げない。

2.声を出すときに胸郭を固めない。

3.発語を軟口蓋ですることを忘れない。

発声の癖をとる1年でした。

 

胃を腸にしまうイメージで歌う。

いつも胃に力が入り、喉が上がってしまう感覚があるので、胃を下げるイメージで歌うと、発声しやすかったです。

 

ブレスで感情を入れる。と、教えていただいたことは、ブレスこそ歌の命なのだという気付きに転じています。

体と息を使いきる歌も、ブレスが単位になるということですね。

意識的にそれを取り組んでいきたいと思います。

具体的なご指摘、いつもありがとうございます。

 

1.ヴォーカルの基礎入門編P.551、再挑戦。口の中のファの当てどころを高くする、そこが落ちると低く聞こえる、音程が悪いわけではない。眉間に当てたらずっとそこから息を流していく。音程で場所を変えない。

2.P.552、コードを付けて歌ってみる。何回かやって、無音で歌ってみた時、コードの音が自分に残っているので、歌いやすい。これを練習に取り入れる。コードの中で音を取るのは大切なこと。

 

1.通して歌うときは何も考えないほうが上手くいくこと。

2.盛り上がりの部分は思い切りやったほうが見ていて安心すること。

3.踏ん張るときはスクワットの姿勢でもよいこと。

4.息を続かせる練習のときは、吸う音が聞こえないようにしたほうがよいこと。吐くと同時に吸えるようにする。

鼻をつまむ、耳を塞ぐなどしたほうが声のクセがなくなりました。よくできたと思えるポイントが少しずつわかるようになってきました。

 

1.スケール

2.息→声

3.背中への負荷、圧力。

背中に負荷、圧力を掛けることに重きを置くと、声に素直さ 伸びが出るよう感じました。

ギザギザとした部分が消え、声に丸み 丁寧さが出るよう感じました。

息を出したうえに自然に声が乗っているよう感じました。

 

1.話ながら顔を動かす癖があることに気づいた

2.レーニングが進むにつれて声が出やすくなるのを感じた

3.口を横に開く癖があることに気づいた

口の開き方など意識するようになりました。動くことで、体ががんばっている感覚を感じることができてよかったです!

 

1.呼吸、サ、シュッ、ヒッ、Fut、スーサッ

Fの息が難しい。tが強くなりがち。

2.Saエアオア (頭を後ろへ)

目を閉じてやってみる。

Saに力が入りすぎている。首も掘っているような感じになっているので、真っ直ぐ正面からそのまま首を動かす。

滑らかに。同じ速度で。

3.Saエアオア 、ミレミレド。

4. peace of my wish

「といかけながら」

頬にてを当てながら。

はっきり発音しようとしすぎている。

無意識に力が入ってしまう場所を確認できました。

力が入り過ぎないよう気をつけることで歌が楽に歌えるようになりました。

 

1.口を開けて声を出すのと、背中を張る動作を同時にやった方がよい。余計な動作が入るほど、力が入る。

2.速い音型でソファミレド 一気に歌えていない。

3.歯を閉じて、鼻をつまんで

鼻の方に行ってしまったり、声が前に出ない時の練習。

雪の華 」の高音の部分も、速くして、息が流れるように一気に、鼻にかからないように、前に出して、口から息を出すように練習します。  

 

今日は発声で先生の指摘であごの後?耳の上?から声を出すという意識を持って声を出したら、とても楽に声が出て、今まで胸で詰まって息が続かなく歌い辛かったのが、息を流せるようになり、今まで何処かに引っ掛けて歌っていたのが抜けて、息が切れなくなり、楽に歌えることで細かい「き」や「っ」の発音。言葉を気にかけられるようになったり、息を流して声に厚みを出せるようになりました。

まだまだですが、今後もお腹の力をつけつつ、自分の身体全部を気持ちよく使いながら声が出せるようにしていきたいです!

先生からとても良い声帯を持っていると言っていただきました。骨格なのか声帯なのか、分かりませんが、自分が頂いた身体で柔らかくやさしい声。素直で気持ちがいい声を持っているならば、是非生かして何か活動につなげられたらと感じました。

 

1.ホ… (ドレミレド)

ハホハホハ (ドレミレド)

ロ… (ドレド)

ルやラではない

首の角度 下向かない

手を胸に、もう一方の手は肋骨の横

(脇)に置く

その部分が膨らまないように

動かないことを確認

もっと深いところに息が届くように

お茶かコーヒーを入れる感じ

滴が垂れる感じ 落ちていく感じ

吸っているのか分からないくらい    

ゆっくり吸う

悟りを開く感じで 焦らない

口の形は腹話術の人形のように

ガクンと下げて

ハホホ (ドレド)

一筆書きのように 途切れないで

2.ブルルル… (ドレミレドレミレド)

(ドレミレド)

(一音で)

唇をブルブル震わせる

唇の真ん中あたりでブルブル

唇を横に引かないように

力が入り過ぎると続かない

 

胸を柔らかくして呼吸できると、息がより長く安定して滞らず出ていくように感じました。

無理がないのに大きく、強く輪郭のはっきりした声になっているように感じました。

 

1.発声

・「ドレド」

・「ドレミレドレミレド」

・「ドミソミド」

顎を下げる。鼻の下が大きなくちばしだと思って前へ突き出す。

超びっくりした時のように顎をさげる。

ムンクの状態で顎が上がらないようにキープ(手のひらで押さえてしっかりガード)

顎が下がっていてしっかりお腹に息が届いている時は、通りが良くなるため、ビブラートが勝手に掛かっていて、深みのある鮮やかな声になっている。

→顎が少しでも上がると苦しくなってしまうので注意。

声がひっくり返るなど安定しないのは、良い方向に行く通過点なので気にしない。

2.課題曲「浜辺の歌」

顎が上がらないようにキープした状態だと、高音が無理なく楽に出すことができた。

・今日は顎を下げたままキープすることで、自然な声が楽に出ることが分かりました。無意識に顎が上がってしまうことが分かったので、改善していきたいです。

・ブレスはまだ上に行ってしまう比率が高いようなので、下へ下へという意識をして、自然と深い所に入っていくようにしていきたい。

 

1.音をつけての発声

声が出しにくい時 

・深い呼吸ができていない。

・口の形 せまい

また、できている時とできていない時の違いが、自分では明確にわからない感じがする。

2.貧乏神

せりふはただ立ったままのせりふでなく、動作をつける。

せりふを言う前の呼吸から演じる。その表情も重要である。

ゆったりと優しく吸う、絶景を眺めているイメージで発声練習すること、声が出しにくい理由やそれを解消するためのトレーニング法をいろいろと知ることができた。

 

1.仰向けに寝てスキャニングから始めフーと徐々に声にしていく。細い息を吐いたり胸をさすったりすると力の抜けた感覚を味わえる。

2.起き上がっても胸骨から肋骨をさすりながら歌う。背中も広げながら。高くなるとやはり吸う時に首の筋がピッとなってしまう。

3.前傾して8合目からストンと吐く。これがとても力を抜いて声が出たのを実感できた。凄く楽にFisまで出た。

息のスピードをつけて、息を吐くことを意識して、平面のまま歌う。これを練習して身につけたいと思います。

時々ですが、力の入らない声が出るようになりました。まだまだ道は遠いと思いますが、今のようなレッスンを続けていただきたいです。毎回とても有意義です!

 

発声を行なったあと、歌カラーオブザウィンドを見てもらった。

久々に発声をしたら、身体がゆっくりと緩んで声を出しやすい方向になっていったのはビックリした。

レガートで音階をつけながら登ってスタッカートで降りてくるのは私には少し難しかったが、歌にも応用出来そうだと感じた。

たしかに、とても短く、大丈夫かな?と思うこともあったが、結果的には歌については、人前で歌う経験がとても大切だなと感じ、落ちていたモチベーションがあがってきた。

歌っているときに、録音した音源を聞いてみるとブツブツと切れているかんじになっているので、レガートで続けることを意識したい。

あとは、音程がさだまってないのでその部分を乗り越えたいとおもう。

 

1.余力を残すことが大事。歌うときも楽に歌うため。

2.脇腹をつかんで広がるのを感じながら息を吐く。横隔膜が手を跳ね返すことを感じながら息を吐き、声にする。

3.2を歌でもやって声の質が変わらないようにする。

横隔膜で指を跳ね返すときに息だけでなく声を出すことで声の立ち上がりがよくなっていると思います。

歌うときにリラックスすることとお腹を押し広げることで支えがしっかりとしてきていると思います。絶大な効果が出ています。

 

1.呼吸法(横隔膜を意識して) 頭を垂らしてリラックスした姿勢で

2.セルフチェック(ヤッホー・ハイララ)

3.ナ行・ハ行とバ行のトレーニング+ベトナム語のngocの発音比較

4風姿花伝朗読

・前回の反省を踏まえ、レッスンに余裕をもって臨んだ。レッスン前の自主トレーニングの成果か、声が出しやすいと感じた。

・呼吸法については、まだ課題。

ベトナム語の発音についてご教示抱けるのも有り難く思う。

自主的にトレーニングができるようになった。

以前よりも声が響いていると感じる。                

 

1.首のストレッチ

2.「青竹割り」(復習)

3.「般若心経」

腹を引っ込める力と、それを押し返す力の均衡を保つ。

呼吸の時も、この均衡を崩さない。

4.詩の朗読「菩提樹

実際の歌唱を聴いて、そのイメージで読む。

レッスンで、失いかけていた「腹」の意識を取り戻すことができました。

 

1. 発声の基本

ハミング(ソファミレド)

「アエイオウ」(同音)

・腰の辺りを広げていく

・臀部を締める

・踵に力を伝えていく

ドミソミド(レガート)

スタッカート(ドミソミド)

2.コンコーネ50番の1

・母音唱で息のコントロールを学ぶ(フレーズの終わりまできちんとコントロールする。)

階名→ラララ→ア

2. 課題曲

「オンブラ マイフ」

・「vegetabile」のような長い単語のレガートが抜けてしまわないように最後まで支える。eをしゃくっているので、真っ直ぐ発音する。

ombraの「m」口を軽く閉じてしっかり発音する。

・「soave」のvbに聞こえるので、vと発音する。

 「カーロ ミオ ベン」

languisceilcorn」をしっかり発音する。

tuofedelの「u」が浅いので注意する。

・二重子音の後の母音は長めに発音する。 

コンコーネは始めての課題でしたが、今回は声の転換部で発声が安定しないことが分かりました。シンプルな課題ですが、まだまだ気をつける事がたくさんあると思うので、しっかり学習していきたいです。

 

1.あめんぼ

ゆっくり

速く 

さらに速く

さしすせそ はひふへほ イントネーションに注意  し、ひが上がりすぎないように。

2.ごんぎつね

イントネーション 習ったことを忘れずに。

かつ

・さらりと読みすぎるので子供に読み聞かせるように。

・後半 情景を頭に浮かべて、子供が聴いてわかるように。

前半に比べて後半部分は読み込んでいないせいか、人前でだとイントネーションを間違える

情景を思い浮かべる等や伝えることに対しての自分の心の余裕がなくなる

3.ごんぎつね の前後の文章

イントネーション 数か所間違いあり

文のまとまり、意味をとらえて読めるように

しっかりと声を出すことに以前よりためらいがなくなった。(あめんぼ)

文章でイントネーションを指摘されて、以前よりもすぐになおせるようになったか?

 

1.口を横ではなく、縦にあける意識

2.レガートを意識して、弧を描くイメージ

3.音程の上下に左右されず、つなげること

体幹を鍛え、ダンスも取り入れていくとよいとのお話で、体や動きも大事だということを意識する。

 

曲「パリは不思議」、三ブロックにしっかり分けて構成するために、Bメロの歌詞の付け方を思いきって変えた。「あ・なた」みたいにちょっと区切ってみたり。ところが、結果的に、ブロックごとに作るのとは逆に、浮かせたところで、なんとなく最後までつながった、という感じになった。

トレーナーは優しいから、これもまあ、アリ、と言ってくれるけれど、歌のお姉さん的なところではなく、もう少し声の力で伝えなくちゃ、と思う。いろいろやっているうちに、なにかしら出てくることもある、とトレーナーが励まして下さるので、めげずに取り組んでいきたい。大曲ということはわかっているので、曲の大きさの助けを借りて、自分の器を広げたいと思う。

 

1.”「歌がうまくなりたい」はトレーニングの目的にならない”という意味を理解した。何を具体的に改善する必要があるのか、ゴールはどこなのかを明確に宣言することで、達成までの道のりを推測することができ、自分の現状、トレーニングの効果を評価することができるからだ。いままで私は練習、トレーニングとは精神的なもの、目に見えないものとして捉えていたような気がする。精神的な部分が全くないということはないと思うが、もう少し、システマチックなものとして考えた方が良さそうである。実験や研究とも近いものがあると感じた。

2.たったワンフレーズの歌の即興コピーがこんなに難しいとは思わなかった。何が難しかったのか?曲を流しながらだとスムーズに歌えるが、なくなった途端頭が真っ白になる。メロディを記憶できていない。音を鍵盤に置き換えてイメージすると少し記憶に自信がついた。けれど、音が飛ぶ時に「""から”ソ”はどのくらいの高さだったか?」という風に考えてしまって詰まった。

3.息を全て声(響き)に還元すること。今の歌い方は息を少し漏らすような歌い方になっていて、効率が悪い。全てを響きに還元できてから、深い息で、とかの話が始まる。

生活、思考を変えていかないといけないと思った。

 

「役で使っている声が浅い、高い声なので、深い声が一時的に出づらくなっている。当然のことだが、切り替えられる人は難なく切り替えられる」

→確かにこの役をやり出してから、普段しゃべる声も若干上ずったものになっている。役で使う声がくせになっているためと、もう1つは、稽古場で使っている声も原因かも知れない。共演者が目上の方ばかりなので、自然と高いトーンでしゃべってしまうようだ。

そういえばアルバイトで接客業をしたあとも、声が一時的に浅く高くなっていた。

福島先生のおっしゃる「日本で好まれる女性の声」を、無意識でも使ってしまうらしい。

ちなみに、何かで読んだのだが、声のトーンを使い分けるのは女性の本能なのだとか。

特に日本の女性は、作り声を使う機会があまりに多いため、本来の声を失ってしまっているのかも知れない。蚊の鳴くような、細い裏声でしか喋れない女性を何人も知っている。

かと言って、私の場合、役で高い声を使うことは今後もあるだろうし、そうでなくとも、世渡り的な意味で高い声を使う機会は多いだろうと思うので、、、意識的に声をリセットする習慣が必要。今後のことを考えても、声を切り替える技術は必須だと感じた。

 

「歌になると動きが不自然、特に下半身が安定しない。台詞は慣れているためか、そうでもないのだが、、、」

→台詞も、以前スランプに陥ったときは、動きが不自然で呼吸と噛み合っていなかった。

そのときは2つのパターンがあったように思う。

1つは、自分の表現したいものが表現しきれず、エネルギーや感情が消化不良になってしまったとき、何とか発散しようと動きに出してしまう場合。

この場合は、無駄な動きが多くなるか、上半身に無駄な力を入れてしまい下半身の力が抜けるか、のどちらかだった。

このときのスランプを解消したきっかけは、座って台詞を言う場面だった。

つまり歌も、意図的に動けない、動く必要のない状況を作ることで、解決するのかも知れない。

先生のおっしゃるように、座ったり、寝転んだ状態で歌うところから始めてみようと思う。

もう1つは、単に自信がなく心許ない、居心地が悪い、どのようなスタンスでいたらいいのかわからない場合。

今でも、役を掴みきれないうちは、こういった状態にはなる。スランプの時期と異なるのは、役を掴みさえすれば解決するということを理解しているので、焦る労力を役への理解の方に使えるようになったということなのだが、、、。

歌に関しては、苦手意識が先行するため、どうしても焦るようだ。台詞の感覚と歌の感覚を近づけるよう意識しようと思う。歌詞をもっと台詞として読み解く、など。

プロの歌手を視覚的にも真似るのも有効な手だろう。スタンスを外側からも理解できるので。

 

「音を覚えられない、音がとれないのは、単に慣れの問題。メロディのパターンは決まっているのだから、レパートリーを増やせば自然に解決する」

1番のコンプレックスが、音を覚えられないということ。音に自信がないので、どこに向けて声を出していいのかわからず、結果声がどんどん小さくなるというのが今までのパターン。

不思議なもので、声を小さく弱く、探るように出していると、さらに自信がなくなっていくらしい。歌いながら頭が真っ白になるという経験も何度かしている。

ピアノなら音がとれるが、人の声を音として捉えられないので、歌になった途端コピーができなくなるという生徒さんのお話を伺ったが、私もそうだと思う。

ピアノでの聴音は大学でもやっており、さほど音がとれないわけではなかったのだが、人の声になると全くわからなくなる。(ピアノ以外の楽器もかなり怪しい)

特に日本語の歌詞だと、完全に台詞として聞いてしまうらしく、何度聞いても音が全く頭に入ってこない。歌詞は完璧に覚えているのにメロディが全然出てこない、ということもよくある。

その中でも、得意なメロディのパターンと苦手なメロディのパターンがあるようなので、慣れの問題と聞いて納得したのだが、、、

On my own"の場合、曲調が変わる、"and I know............and not to him"が鬼門のようで、何度聞いても覚えられなかった。

何度聞いても、、、ということは聞き方も悪いのだろう。

ダンスの場合だと、身体を大きく使って踊ると自然と振りを覚えてしまう。目で覚えるときは、身体をどう使っているか、振付家がどう呼吸しているかとイメージしながら覚える。

小手先だけで踊っていたり、振りの順序を追っていたのでは、いつまでたっても覚えられない。

台詞もそうだ。呼吸のリズムで覚える。

歌もそうなのかも知れない。

身体を使って歌わない、身体を使って歌うというイメージができないため、メロディが覚えられない。

メロディが覚えられないから、声が出せない。つまり身体を使えない。すると余計に覚えられず、苦手意識がどんどん強くなり、歌うこと自体がストレスになる。そして呼吸が浅くなっていき、、、という悪循環。技術的な問題に、さらにメンタルの問題まで混ざってしまって、かなりややこしいことになっていた。これがおそらく、私が歌を苦手としていた理由だと思う。

解決策としては、声の問題と音感の問題、メンタルの問題を完全にわけること。

声は、身体の問題。音感は、耳や、慣れの問題。

先生が慣れの問題と言い切ってくださったので、だいぶ、歌うことにストレスを感じなくなった。あとは技術を磨けば解決するだろう。

長年のコンプレックスの原因がわかり、具体的な問題と解決策が見えた。

自分の置かれている状況を客観視でき、それが声に与える影響を理解できた。

得意なものと苦手なものを結びつけ、解決に導く視点を持てた。

1つの作品に取り組むプロセスの理想と、現状とのギャップを理解できた。