レッスン効果・体験・音信 No.279

声を内側に収めず外に突き出す方が自然に発声できるように感じました。

昔の感覚だと、そこに加え軟口蓋がまったく見えない程に舌根が上がり、口の中が舌であふれかえるような感覚だと思います。

 

レッスンにお尻をたたかれ、少しでも準備して、あとははったりで乗り切る、もちろんトレーナーにはバレバレですが、そういう心意気が精神衛生上、私には良いです。世の中には介護のため、結婚や仕事を諦める人がいるのに、レッスンを続けられる自分は幸せだと思います。また、こちらの複数トレーナー制は私に合っています。

どのトレーナーも良くみてくださいますが、私自身に基礎や音楽経験、センスが足りないために、受け取れていなかったり、勘違いしていたりします。そのため、素晴らしい先生ひとりだけにつくと、「こんなに一生懸命教えているのに、なぜ上達しないのだ、本人が不真面目で話を聞いてないせいだ」ということになってしまうんだなぁと、こちらへ来る以前のことを思い出します。

また、この研究所の中で複数トレーナーのレッスンを受けることは、ライブで私の共演の歌い手さんの言う「いろんな先生について、いいとこ取りすればいいのよ」というのとちょっと違う気がします。こちらの複数のトレーナーに長くみてもらうことは、何かを与えてもらうというより、学習に付き合ってもらう感じがしています。

レッスンでその空間の空気を動かすと学んだ、このライブハウスの空気をみんな連れて歌を始めた。終演後、他の出演者のお客様から「聴くたびに進歩している」と声をかけていただいた。共演者から「声がすうっと出て気持ち良く伸びていたけれど、先生を変えたのか?」と聞かれた。

他の歌い手さんたちは、先生を代えたらすぐ効果が出ると思っているみたいだ。私は不器用だから、そうは思えない。十年で初心者から抜け出せたらいいな、と思う。この研究所で五年、今のトレーナー体制で一年半ほどで良くなったら、それはトレーナーがすごいのだという気がするし、その前に私を担当してくれたトレーナーの力もあると思う。自分は五年後十年後も歌えるように、今を積み上げているつもり。

 

流れるような呼吸をする事が課題でしたが大分出来るようになりました。自分の声を聞かないで、息と共にしっかりと声を出すこと。巧くいかない時は音が外れたり声が割れたりしていましたが、練習を重ねるうちに楽に大きな声が出せるようになって来ました。

練習をしても巧くいかない時や、地味な練習が嫌になったり、そんなときには、レッスン中にかけて戴いた言葉を思い出すようにしています。30分ものあいだに先生は、ほとんどお立ちになって全身で教えて下さいますし、なかなか巧くいかない時でも、「自分もそうですけど」と誰もがする失敗だと言ってくださいます。不器用な私はその度に救われ、勇気付けられました。今後は夢を実現すべく、カンツォーネを歌えるようになるまで頑張ります。

 

今までずっと、口を縦にしておく事や喉を開ける事を保とうと必死だったが、今日はとても自由に感じた。

無理にでも力で矯正しなければ出来なかった事が、いつの間にか、そういう事に気を取られなくても大丈夫、とまではいかなくても、自然にしてさえいればうまく収まるように思えた。自由で楽しかった。その、自然に収まっている状態でのその上で、鍛えていくべきものがあるように思った。

 

結果として、「息が流れて、声が息にのって勝手に出て行ってしまった」という感じががわかることだったなと思います。

いい発声、いい声にとらわれていて、歌うときに、体に必要以上の緊張、力みがあり、その時その時の自分の体から出るブレスや声ではなく、作っていることがわかりました。

先生が僕が活きるようにということをおっしゃっていただいているので、一つ一つの歌でいまの自分の可能性を探っていきたいと思います。

 

ひとつのきっかけとして、ホワイトボードに描いて下さる音階と声の関係。今回、低いAをポイントとして、そこから1オクターブとさらにその上を描いて下さったことで、わかりがよくなりました。

いずれにせよ、Aは基本になるようです。この部分で、たとえば母音イとアをどう区別して処理するのか。こうしたことが、客観視の第一歩なのでしょう。

いろいろと問題はありますが、先週末のライブでは、ズバッと届く声で客席を圧倒できたような気がしています。

進歩の遅い人間ではありますが、研究所に通わせていただく前と比べると雲泥の差です。問題は、ここから先、何を目標とするパフォーマーになるか、その設定です。

 

まだ大きく変化はありませんが、発声に対する意識は少し変わりました。

私の状態(良し悪し)をより理解いただき、私自身も目的、効果(ゴールイメージ)を続けていくことで捉えていきたいと思います。

 

自分ではだいぶ戻ってきた感じで調子が良いと思ってレッスンに臨んだのですが、そうでもなかった。もっと良い状態でレッスンに臨めるよう日々頑張ります。

こういう状態でも日々ナレーションやラジオなど仕事があって世の中に面していると思うと、有難いと思う反面恥ずかしい限りです。

効果というか気付いたことですが、息のロングトーンを後日自宅でやった際、息を吐く時に首や喉から前に向かってラッパのように広がるような感じで筋肉を使う感覚があって、その後声を出したらまた違った感覚で声を出せた。色々やってみようと思います。

 

音程を気にしすぎず、朗々と声を流すように歌う

声や息を流し続けるように歌う。全体的に硬い音を出してしまった。

吸って⇔はく 大きなため息をイメージして声を出した時、レガートに滑らかに声が出た。

 

全体的に力みが無くなってきた。以前より、高音が楽に出せるようになってきた。課題曲では、曲想などを考えながら、楽しんで歌う余裕が少し出てきた。

まだまだ体を上手くを使えず、課題も多いですが、先生の暖かい言葉に支えられ、失敗も前向きに捉えて前進できるようになりました。

レッスンの後、体がかなり筋肉痛になりました。体を使って声を出すことが、とてもハードなことなのだと実感させられました。

 

声を出す意識が、徐々に変わってきている。これまでの喉だけの発声と、全身を使っての発声の違いが、聴き比べてみてとてもよく分かった。歌う側の自分だけでなく、聴く側になってみると、受け取る印象も随分違うのだなと実感しました。姿勢と腰を意識した呼吸を、普段から行っていると、心が落ち着き自信にも繋がります。

これまで、自分の歌・言葉や声は、聴きたい人だけ聴いてくれればいいと思っていました。

でも、さすがにこれだけ全身を使って発声していると、聴き手うんぬんではなく、“伝えたい”という気持ちが沸き起こってくる時があります。こういう気持ちは、今までの自分にはなかったなと思いました。

 

高い音を力まずに発声する。音をとるのが難しいですが、だんだん歌えるようになってきました。

盆の窪を意識し、不要な力を入れずに発声できた時は、高い音も楽に出すことができました。

 

まずは、この基礎をやってみたいと思ってます。少しのやり方や違いで変わることがわかってきたから。歌うことで歌詞の意味や難しさなどつかめてきました。