レッスン効果・体験・音信 No.266

口中のどこを特に高く保てばよいのかが意識できるようになってきました。

息をたっぷり吸うことがまずしっかりした息を出すための第一歩であること、歌う際にはそれをさっと早くできるようにしていかないといけない、当たり前にできるように体で覚えていくこと。

歌のレッスンでフレーズいっぱいまで息が持たないとき、息の吸いが基本足りないことが原因になっていることがわかってきました。

指を口の中に入れての発声はびっくりしましたが、口蓋が下がらないので響きのよい声が出ることがわかりました。

発声の際、背骨がのびる感じはバーバラコナブル著 音楽家なら誰でも知っておきたい呼吸のことにも書かれており先生のご説明も同じでしたのですぐによく理解できました。

 

初回よりリップロールができるようになった。

い母音、無声音など自分の課題が明確になってきたので普段から意識して発声していきたいです。

レッスンでは呼吸と発声を丁寧にやって下さるためか「あ、今の発声いいかも?」と思える発声が稀にできるのが嬉しいです。自主トレではなかなか再現できないのですが、徐々にできるようにしていきたいです。

喉の下、おでこなど「口」の位置が沢山あることと、どの口から発声するかで出やすさも変わってくるのを実感して目から鱗でした。

日常会話でもおでこから斜め前に声を出すようイメージしてみました。

今まで、聞き取りやすい言葉を発するには、あ行なら「あ」の形、い行なら「い」の形というふうに口(唇)の形を変えることで、言葉を届かせようとしていたように思います。でも、歌手はあまり口の形を変えなくても、声は響くし歌詞はちゃんと聞こえてくるので羨ましいと同時に、どうやっているのか謎でした。

レッスンの録音を聞くと、トレーナーの話し声は大変明瞭に聞こえるのに対して、私の話し声はふわふわと不明瞭で(私の方がレコーダーの近くにいたのに)、同じ空間にいると思えないくらい、違いが歴然としていました。私は今まで喉・口周辺だけを使って話そうとしていたのだと思います。トレーナーや歌手の方は本当に体の使い方が違うんだなと感じ、大変参考になりました。

 

お腹から発声することで、精神的にもリラックスすることができました。呼吸や発声と心の状態が関連していることを実感することができました。日常生活の中でも意識して実践していきたいと思います。

 

中低音は胸のポジションで、高音部は今までの抜いた歌い方で歌うようにしたら、喉に負担が減り、表現も以前より付けれるようになりました。

ライブ翌日も喉に疲れはなく、かすれなくなりました。

中低音→高音のポジションが変わるところが不安定にならないように、集中して歌っています。

 

鼻濁音はやっぱり気になると言われましたが、良くなってきていると評価して頂きました。鼻濁音を指摘して頂いてもう一度言いなおししたら、良くなりました。直せた!

今までより何段階もレベルアップしたと言って頂いたのですが、やっぱり気持ちが落ち着いて取り組めるようになった。慣れてきたのが理由かと思いました。

 

頭に被った帽子のような響きを、上顎で支えて保つことで、自然な響きの広がりが出せることができるようになりました。

 

リズムを取って抑揚を付けたかったので日頃から左右に揺れながら歌っていたのですが、確かに動き過ぎていたのが客観的に分かりました。人前で歌う にも弊 害があったと思います。

 

背中を反らせ、背中を使って歌うと、声が出しやすかったです。背中を意識することによって、体で支えて声を出すことに繋がると実感しました。

どうしても舌に力が入ってしまいますが、特に、イタリア歌曲では舌や喉に力を入れて押すように声を出してしまうので、体を支えること、息を吸うこと、レガートに歌うことをもっと身に付けたいと思いました。

 

発表会は、おかげさまで無事に終わりました。

200人ほどの観客の前で、初めて1人で歌うことはかなり緊張しましたが、どうぞ楽しんできてくださいとのトレーナーのことばを胸に、十分楽しんで歌いました。東京文化会館で演奏会がありますが、これも頑張りたいと思います。